自民党安倍派政治資金パーティー問題 塩谷立衆議院議員「政治不信を招いた」と謝罪 静岡・浜松市

自民党・安倍派の政治資金パーティーを巡る問題で、収支報告書に記載のないキックバックがあったとみられる塩谷立座長が、浜松市で報道陣の取材に応じ、「政治不信を招いた」と謝罪しましたが具体的な事実関係は明言を避けました。

塩谷立衆議院議員
「資金パーティの件につきましては、国民の皆様方に大変な政治不信を招いたこと心からお詫びを申し上げる次第でございます」

 関係者によりますと、安倍派の政治団体「清和政策研究会」では、5年間でパーティー券の販売ノルマを超えた分の1億円以上が、所属議員側にキックバックされ、収支報告書に記載されていない疑いがあります。

 塩谷立座長にも記載のないキックバックがあったとみられることが分かり、塩谷座長は10日午後 浜松市で報道陣の取材に応えました。

塩谷立衆議院議員
「現在捜査が進んでいると聞いておりますが、いずれにつきましても、具体的な事実関係をしっかり把握する中で今後適切に対応してまいりたいと思っている。今現在精査中。具体的なことを申し上げられる段階ではない」

 塩谷座長は議員辞職について問われると「現時点ではない」と否定しました。