医療用ガウンの優先的な供給へ 静岡県が天間特殊製紙と協定を締結 緊急時に不織布の生産要請
静岡県は新型コロナをはじめとする感染症流行に備え医療用のガウンなどを製造している富士市のメーカーと協定を結びました。
3日午前、県庁で開かれた締結式には富士市に本社を置く「天間特殊製紙」の金子武正社長ら10人が出席しました。
「天間特殊製紙」は普段、家具に使用するための紙などを製造していますが、医療用ガウンの原料となる不織布の生産技術もあります。
今回の協定締結で、緊急時に県の要請を受け天間特殊製紙が不織布を生産、その後、他の企業が縫製する医療用ガウンが優先的に供給されます。
医療用ガウンをめぐっては新型コロナの感染が広がり始めた頃に、調達が難しくなった経緯があり、県が対策をすすめていました。