日経平均株価1年8カ月ぶりに3万円突破 静岡県内経済に影響は?
日経平均株価は17日もも値上がりし、1年8カ月ぶりに3万円の大台を回復しました。この株価の値上がりは、どう県内経済に影響を及ぼすのでしょうか。
日経平均株価は、好調な企業業績や円安などを受けて、
取引開始直後から200円あまり値上がりし、節目の3万円を突破しました。
3万円台は2021年9月以来1年8カ月ぶりで、株価が高騰したバブル期以来およそ32年ぶりの水準です。
今回の株価の上昇、県内経済にはどのような影響を及ぼすのでしょうか。
専門家は。
静岡経済研究所 恒友 仁常務理事:
「今の時点できのうきょうの株価上昇が静岡県の経済に直結するものがあるかというと、まだないというのが実情。
今の静岡県の経済の足元を見た時にどうなのかというと、
企業の業績がいいとは一般的には言われているが、原材料高やエネルギー高、人件費の上昇といった収益の悪化要因が非常にたくさんある。家計も賃金が上がっているという声が聞こえてくるが、物価が高くて物価高に賃金の上昇が追い付いていない。企業も家計も経済の好循環が生まれるようになってくると株価の上昇=県内経済の上昇というストーリーが出てるのではないかと思う」
株価の3万円台の回復に、街の人は。
Q日経平均株価が3万円、ご存じでしたか?
静岡市20代(IT業界):
「はい。現場感からすると賃金が上がったりというのはあるが、ドラスティックに変わったかと言えば、そこまではまだたどり着いていないのかなというのが私の印象」
御前崎市 60代:
「景気の回復…感じないですね。何にしてもみんな高くなっているじゃないですか。野菜からなにからみんな高いですよね。毎日の生活が大変」
島田市 40代:
「あんまり実感ないですね。物価も上がっていますしね。
給料も若干は上がったんですけども、もうちょっとお金が世の中に回ればいいかなと思っている」