変わる静岡市街地の商業地図 静岡東急スクエア閉館~「駿河屋」~「再開発ビル・静岡理工科大学グループ新キャンパス」
商業ビルの相次ぐ閉館、建て替え、テナント変更などで静岡市中心部の商業地図が大きく変わろうとしています。現状を取材しました。
藤枝市民:
「集まっている場所が一つ減るのは残念だなと思います」
沼津市民:
「たまに来た時に友達と遊んだりしたので、ちょっと寂しいですね」
県民からも惜しむ声が上がったのは、先週明らかになった、静岡市葵区の大型商業施設「静岡東急スクエア」が7月17日で閉館するというニュース。
運営会社は閉館の理由を明らかにしていませんが、街からはこんな声も聞こえてきました・・・
静岡市民:
「(お店に行ったときに)お客さんの入りが悪くなったという気がした」
静岡市民:
「無くなると思っていなかったのでびっくりしました」
閉館が決まった「静岡東急スクエア」は、「静岡伝馬町プラザビル」という再開発ビルがベースとなっています。
これまでの変遷
このビルはこれまでにも数々の変貌を遂げてきました。
始まりは1984年。
「ライブアピタ静岡」として営業が始まります。
その後、「生活創庫」や「FIVE―J」などに業態を変えていきました。
2007年には東急モールズデベロップメントが運営に携わり、「SHIZUOKA109」が開業。
渋谷にある「109」に代表されるように、10代から20代の若い女性客をターゲットにしました。
そして、2017年に「109」をリニューアルする形で「静岡東急スクエア」がオープン。
客層を幅広く設定し、外観やテナントも大きく変更しました。
ところが、ネット通販の台頭や新型コロナの影響などを受けて、次第に客足が減少したとみられ、東急モールズデベロップメントが撤退を決定。
今回の閉館となりました。
仮称「けやきプラザ」へ
静岡市民:
「この辺意外と遊ぶ場所が少ないのでもっと若者が遊ぶ楽しめる施設が増えたらうれしい」
こうした声も聞こえる中、東急スクエア跡が8月から新たな商業施設に生まれ変わることが関係者への取材で分かりました。
ビルを管理する「静岡伝馬町プラザ」によると、東急スクエアの閉館後は仮称「けやきプラザ」という商業施設として営業されるといいます。
ビルの管理会社がテナントを集める自主運営の形です。
現在営業している飲食店や雑貨店などの一部のテナントとは引き続きビルに残る調整をしているといい
地下1階で8月1日に一部店舗のみ営業を開始するといいます。
静岡市民:
「お客さんがたくさん来て賑やかになってくれればいいと思うけど」
静岡市民:
「赤ちゃんの用品をもっと置いてくれれば うれしいなという感じ」(3カ月の男の子)
「街中に(ベビー用品の店が)あんまりないので
増えてくれたら行きやすいかなという感じですね」
今回閉館が決まった「東急スクエア」ですが、
その周辺でも近年様々な動きがありました。
静岡市民:
「この辺意外と遊ぶ場所が少ないのでもっと若者が遊ぶ楽しめる施設が増えたらうれしい」
こうした声も聞こえる中、東急スクエア跡が8月から新たな商業施設に生まれ変わることが関係者への取材で分かりました。
ビルを管理する「静岡伝馬町プラザ」によると、東急スクエアの閉館後は仮称「けやきプラザ」という商業施設として営業されるといいます。
ビルの管理会社がテナントを集める自主運営の形です。
現在営業している飲食店や雑貨店などの一部のテナントとは引き続きビルに残る調整をしているといい
地下1階で8月1日に一部店舗のみ営業を開始するといいます。
静岡市民:
「お客さんがたくさん来て賑やかになってくれればいいと思うけど」
静岡市民:
「赤ちゃんの用品をもっと置いてくれれば うれしいなという感じ」(3カ月の男の子)
「街中に(ベビー用品の店が)あんまりないので
増えてくれたら行きやすいかなという感じですね」
今回閉館が決まった「東急スクエア」ですが、
その周辺でも近年様々な動きがありました。
静岡マルイから「エーツー」
東急スクエアの隣にあるのは、おととし(2021年)3月に閉店した静岡マルイ入っていたビルです。
この土地と建物は静岡市に本社を置く「エーツー」が取得。
ホビー商品や家電の買取・販売を手掛ける「駿河屋」を運営していることから、地上9階建てのビルで1階から4階を店舗にし、5階から9階を本店や本社機能を集約するとしていて、今年の夏のオープンを目指しているといいます。
駅北口の高層再開発ビルは
さらに、この旧マルイの隣にある土地でも現在、高層ビルの建設が進められているんです。
場所はJR静岡駅北口、松坂屋静岡店の隣にあります。
総事業費はおよそ88億円で地下1階 地上15階建て。
来年2月に完成予定です。
この「静岡駅北口の再開発ビル」は地下1階から3階に商業施設。
4階から13階には静岡理工科大学グループの新キャンパスが入ります。
静岡理工科大学 杉浦 哲理事長:
「私ども(静岡理工科大学)グループとして全部で県内に12校あるんですけれど。そのうちの “静岡デザイン専門学校”これがこのビルに入ります。もうひとつは袋井にあります静岡理工科大学にある、極めて先端的な4つの研究室がこのビルの中に研究室を構えます。ということで、大学の研究室と静岡デザイン専門学校のキャンパスとして、(来年)4月から始まります」
大学生と専門学生合わせて およそ800人がこのキャンパスに通学する予定で、大学側も街のにぎわいづくりに一役買いたいと話します。
静岡理工科大学 杉浦 哲理事長
「約800人という学生がここに常時通学してくるわけで、
そういった点で間違いなく新しい若い人たちの流れができる。色々なことを展開する中に市民の方たちも来ていただいて、また新たなにぎわいはできるんじゃないかということを期待しています」
時代と共に変わりゆく街の姿。
商業都市・静岡市も変化を始めています。