【衆院選】31日投開票 静岡県8選挙区に23人が立候補…それぞれの構図は
衆院選は31日に投開票されます。静岡県内8つの小選挙区の構図について、県政担当の大島記者とお伝えします。
全国屈指注目区の静岡5区 保守分裂
石田アナ:ここから大島記者とお伝えします。県内で注目の静岡5区、激戦ですね。
大島記者:そうですね。保守分裂の戦いがどんな結果になるのか注目を集めています。改めて候補者の方々です。
自民党入りを目指す細野豪志さんと、自民党公認の吉川赳さんに対し、立憲民主党の小野範和さんも割って入っています。加えて、諸派新人の千田光さんもいて、県内最多の4人が立候補しています。
静岡1区は与野党4人の争い
石田:いよいよあさって結果が出るわけだが、ほかの選挙区も改めて整理してくれ。まずは1区。
大島:静岡1区は静岡市葵区や駿河区が選挙区で、5区と同じく県内最多の4人が立候補しています。この1区では野党が競合していて、与野党4人が乱立する戦いとなっています。
静岡2区は三つどもえ
続いて静岡2区をご紹介します。2区は共産党が県内の小選挙区で唯一候補を擁立し、自民・立憲民主とあわせて3人の争いとなっています。選挙区は、志太榛原地域と御前崎市の一部です。
静岡3区は当選経験ある2人の一騎打ち
石田:では3区は。
大島:磐田市や掛川市などの静岡3区は、与野党の完全な一騎打ちになっています。いずれもこれまでに当選経験のある2人が、激戦を繰り広げています。
静岡4区は三つどもえ
静岡4区。静岡市清水区や富士宮市などが選挙区です。候補者は3人。去年4月に補欠選挙がありましたが、そのときに立候補した方々を含めて、改めての選挙です。
静岡6区も三つどもえ
石田アナ:そして5区は先ほど紹介したので、次は6区ですね。
大島:はい。6区は伊豆地域の広いエリアを選挙区とします。自民党と立憲民主党、そして維新の会の3人が立候補しています。
静岡7区は与野党の一騎打ち
続いて7区。前回は4人が立候補しましたが今回は与野党一騎打ちの構図となりました。浜松市西部や北部、湖西市が選挙区です。
静岡8区 共産が候補者取り下げで野党共闘の象徴的選挙区に
そして最後の8区。浜松市中心部をエリアとする8区も、与野党の一騎打ちです。公示直前に共産党が候補者の擁立を取り下げたため、この構図になりました。今回の衆院選では、全国的に野党共闘が進んでいて、静岡8区もその象徴的な選挙区と言えます。
投票率は
石田:気になるのが投票率ですね
大島:県内の過去の衆院選の投票率は政権交代が起こった2009年には、70%を超えましたが、その次の2012年は61%あまり。前々回と前回のここ2回は50%台半ばと、過去最低レベルの水準になっています。
一方、期日前投票は24日の時点で10%あまりと、前回より大きく増えています。要因として、先週行われた参院補選とあわせて投票に行ったという人も多いかもしれません。31日も大切な機会なので、ぜひ多くの方に投票に行っていただきたいと思います。