富士山 世界文化遺産登録から10年東京で記念式典 静岡・山梨両知事は

富士山が世界文化遺産に登録されて22日で丸10年です。東京では登録10周年を祝う式典が開かれ静岡県と山梨県の関係者らが出席ました。

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富士山 世界文化遺産登録から10年東京で記念式典 静岡・山梨両知事は

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 22日、都内で開かれた式典に出席した川勝知事と山梨県の長崎幸太郎知事。

 富士山の世界文化遺産登録10周年という節目に、それぞれの県としての想いを語りました。

山梨県・長崎幸太郎知事:
「山梨県側においてはあと一週間ほどで山開きを迎える。今後外国からのお客を含め、多くの皆さんが富士山を訪れることが想定されるが、自動車やバスの排気ガス。人工的な景観などの課題が残されている。私どもといたしては10周年を迎えたこの機会に解決への道筋をしっかりとつけていくべく、取り組みを加速させていきたい」

静岡県・川勝知事:
「我々が日本の文化の顔、自然の顔として、恥ずかしくないようにしっかりとこの富士山の顕著な普遍的価値を具体的な課題に即して地道に解決し、素晴らしい環境にしていくんだとそういう新しいそういう決意を外に向かってしっかりとPRをし、かつ自らの内包を固めていくというこういう節目の年にしたいと考えている。」

 富士山を互いに守る立場の静岡県と山梨県。

 知事同士の連携についても改めて強調しました。

山梨県・長崎幸太郎知事
「(静岡・山梨・長野・新潟)中央4県の集まりが最近特に有機的に、効果的に活動しているが、それは川勝知事の旗振りのもと山梨県と静岡県がいろんなで意味で共同作業を始め、いろんな意味で一体化に取り組んでいる。静岡県と山梨県は川の上流と下流で繋がっているので、一体となってもろもろの課題を解決していく形が整っているので、しっかりと連携を取りながら向き合っていきたいと考えている。」

静岡県・川勝知事
「静岡県は医薬品・医療器具で10年以上1兆数千億円の生産額をしている。実は山梨県にも素晴らしい蓄積がある。そしてこれは長崎知事の構想による「バイふじのくに」、これは今年も大変な形で皆さんに支援されているが、まずはそういう人の命や健康に関わることについてしっかりとインフラを作り上げていきたいというふうに考えている。」