紙ナプキン製造販売の「HARADA」事業を停止し破産申請の準備に 負債総額は10億7千万円か  静岡・富士市

静岡県富士市に本社を置く紙ナプキン製造販売の「HARADA」が、破産申請の準備に入ったことがわかりました。負債総額は 約10億7千万円と見られます。

 東京商工リサーチによりますと、紙ナプキンの製造販売業「HARADA」は、1月9日までに事業を停止し、破産申請の準備に入ったということです。

 負債総額は債権者約45人に対して、約10億7千万円と見られます。

 「HARADA」は1946年に原田ナプキン工業所として創業し、当初は欧米向け輸出用の紙ナプキンを専門に取り扱っていました。
 1955年頃からは国内向け製品の製造も開始し、紙おしぼりや紙製のテーブルクロスなど生産品目を拡大。

 2005年にはベトナム工場を立ち上げるなど事業拡大に取り組み、2008年2月期には売上高7億9千万円を上げていたものの、その後機械設備の故障や、海外事業が軌道に乗らず、資金繰りが限界に達したと見られています。