児童・生徒へのわいせつ事案『初動マニュアル』作成へ 相次ぐ不祥事に静岡県教委
公立高校の教諭らが生徒へのわいせつ行為などで懲戒処分となった事態。31日、公立高校の臨時校長会が行われました。
臨時校長会では冒頭、池上重弘教育長が公立高校の校長ら114人に訓示しました。
静岡県教育委員会 池上重弘教育長:「依然として教職員による不祥事が後を絶ちません。一丸となって不祥事根絶の実現に邁進して参りましょう」
県教委は30日、県立高校の30代の元実習助手の男性を、当時勤務していた高校の女子生徒2人にわいせつな行為をしたとして、29日付で懲戒免職処分にしたと発表しました。また、この元実習助手の学校長が事案を放置し、対応が遅れたことについては。
池上重弘教育長:「校長の皆様には、自身が児童・生徒の安全安心と人権を守る責任者としての自覚を強く持っていただき、管理監督者としての責務を果たすよう改めて求めます」
さらに県教委は、児童・生徒に対するわいせつ事案に限定した初動マニュアルを年度中に作成し、各学校で共有する方針です。また、新たに赴任する教職員の研修で、具体的な過去の懲戒処分の内容を示して注意喚起をするとしました。