弾丸登山防止へ静岡県側も富士山の入山管理…山小屋の宿泊予約など確認 登山者数の上限は設定せず

 静岡県の川勝平太知事は14日、富士山の弾丸登山対策として今年の夏の開山期にウェブシステムを活用した入山管理を行うと発表しました。

静岡県 川勝平太知事:「今年はとりあえず新しい、山梨県の取り組みがありますので、社会実験として取り組みまして、その結果を次年度以降の政策に反映していきたい」

 富士山の弾丸登山を防ぐため、県は、山小屋の宿泊予約などをするためのウェブシステムを構築し、宿泊予約のない登山者に登山をやめるよう呼び掛けるなど入山管理を行うと発表しました。

 一方、山梨県はこれまでに山梨県側の「吉田ルート」5合目登山口にゲートを設置し、通行する人から2000円を徴収する方針を示しています。山梨県側では、1日あたりの登山者の上限が設定されるということですが、静岡県側では登山者の上限は設けないとしています。