「子育て、教育環境の取り組みが不十分だった」難波市長が施政方針 過去最大規模の予算案上程 静岡市

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 静岡市の難波喬司市長は、市議会の2月定例会で新年度予算案を上程し、施政方針を述べました。

静岡市 難波喬司市長:「静岡市の人口減少は政令市の中で最も厳しい状況。やはり子育て、教育環境の充実についても取り組みが不十分だったと言わざるを得ない。市民密着の基礎自治体行政においては、適切な政策執行で結果を出すことが必要」

 初めて新年度予算案を編成した難波市長は、政令市に移行後過去最大規模となる一般会計で総額3534億6000万円の新年度予算案を上程しました。子育て支援策や地域の文化力の向上、災害対応力の強化などを柱に掲げています。

「市有財産の有効活用を進める」

 また、JR東静岡駅北口の市が所有する土地にアリーナ建設を検討していることについては。

静岡市 難波喬司市長:「JR東静岡駅の北側の用地は面的まちづくりの絶好の場所でしたが、まちづくりが行われてきたとは言えない。本気で市有財産の有効活用を進める」

 また、21日は、こちらも政令市に移行後、過去最大規模で災害時総合情報サイトの構築費用などを盛り込んだ一般会計でおよそ90億3000万円の2月補正予算案が可決されました。

 新年度予算案を含む議案の採決は、会期末の3月19日に行われる予定です。