死亡事故や不正受給、現金紛失…教諭3人を懲戒処分 処分は昨年度の1.5倍 静岡県教育委員会
静岡県教育委員会は22日、小学校の男性教諭ら3人の懲戒処分を発表しました。
21日付で停職1カ月の処分を受けたのは、県東部の小学校に勤務する37歳の男性教諭です。男性教諭はおととし12月、裾野市で乗用車を運転中、歩いていた女性をはねて死亡させ、免許取消しの行政処分と罰金50万円の刑事処分を受けました。
また、担任を務めるクラスの児童から集めた彫刻刀の代金1万5370円を紛失した島田市の小学校に勤務する45歳の男性教諭を戒告処分にしています。
そして、部活動指導の勤務実績を偽り、特殊勤務手当13万8600円を不正に受け取ったほか、うその出張報告をして9200円を不正受給した県東部の県立高校に務める54歳の男性教諭を減給10分の1・4カ月の処分にしました。
県教職員の今年度の処分はこれで21人となり、昨年度の14人を大きく上回っています。池上重弘県教育長は「教職員全体の一層の綱紀粛正と教育行政の信頼回復に努めます」とコメントしています。