民間労働組合賃上げ状況 平均妥結額前年に引き続き大幅な増額 ただし大企業と中小企業には格差も

民間の労働組合に対して静岡県が春の賃上げ状況を調査したところ、平均妥結額は前年に続き大幅な増額だったことが分かりました。

 調査は静岡県内の民間労働組合500組合が対象で、49の組合から回答を得ました。

 このうち95%に当たる48の組合が春季賃上げを要求していて、その要求額は平均で1万6430円でした。 

 そして3月19日までに妥結した19組合の平均妥結額は万6711円で、要求額を281円上回る満額回答となりました。

 業種別では金属製品や電気機械器具を扱う製造業、卸売業と小売業でも要求額を超える回答を得ています。

 一方、企業の規模別では300人以上の企業では1万円を超えるベアが実施されているのに対し、

 299人以下の企業でのベアは1万円を割り込み、大企業と中小企業との差が浮き彫りとなっています。