春闘が本格的にスタート連合静岡は経営者団体に対し5%以上の賃上げを求める「中小は相当厳しい」
静岡県内でも春闘が本格的にスタートしました。連合静岡は22日の会見で経営者団体に5パーセント以上の賃上げをするよう求めました。
連合静岡・角山雅典会長:
「労務費、いわゆる人件費を適切に価格に転嫁をする。中小・小規模事業者についても遠慮しないで価格交渉に持ち掛けていただき、大手企業も自ら進んで価格転嫁に努力していただきたい」
連合静岡は経営者団体に対し、賃上げが物価上昇に追い付かない状況が長期化しているとして、5パーセント以上の賃上げを求めています。
このほか、労働組合に属さない労働者や非正規労働者の処遇についても、早期に時給1200円以上とするよう改善を要求しています。
こうした中、ヤマハ発動機は労働組合が要求した月例賃金と一時金に満額回答をしました。
ベースアップは月に1万1000円で定期昇給と合わせた総額は月に1万7400円。
現在の賃金制度になった2013年度以降最高となりました。
連合静岡・角山雅典会長:
「今春闘においてもこの物価高を超える賃上げという中では、大手は良い結果が恐らく出てくるのではないかと思っているが、中小は相当厳しいんじゃないかなと思う」
春闘の集中回答日は3月13日です。