川勝知事は9日も謝罪からスピーチを始め JA静岡中央会が不適切発言に対して抗議の声明文
出席した公務の場で職業差別とも取れる自身の発言の謝罪を続ける川勝知事。9日はJA関係者が県に対して抗議の声明文を提出しました。
川勝知事(午前10時 静岡市駿河区):
「私の言動が世間を大きく騒がせることになりまして、皆さん方の中に不愉快な思い、あるいは傷ついた人がいたしますれば、本意ではございません。どうぞお許しください。」
9日も“謝罪”からスピーチを始めた川勝知事。
出席したのは、県立大学の入学式です。
川勝知事:
「皆様には、この機会に県内各地を訪れて、本県のさまざまな魅力に触れてください。」
不適切発言への“対策”として、あらかじめ話す内容を決めた原稿を読むスタイルになった川勝知事。
川勝知事(1日 県庁):
「毎日毎日野菜を売ったり、あるいは牛の世話をしたりとか、あるいは物を作ったりとかということと違って、基本的に皆様方は頭脳・知性の高い方たちです」
例の不適切発言をめぐっては9日、新たな動きが…
JA静岡中央会の抗議(午後2時:県庁)
「知事の発言に対し、農家組合員から強い憤りや、失望の声が多数寄せられている。食を支えるため厳しい経営環境の中、日々奮闘している農業者を愚弄する発言で決して看過できない」
午後、県庁を訪れたのはJA静岡中央会。
農林水産担当部長に抗議の声明文を手渡しました。
JA静岡中央会:
「静岡県の最高責任者の方であるので、私たちも県にはお世話になっているし、一緒になって農業振興をはかってきたつもり。この農業者を侮辱した言葉が非常に重く残った」
川勝知事はあす議長に辞職願を提出し、その後、定例会見を行います。