衆院選公示 静岡2区は3氏が立候補 リニア工事巡り早くも舌戦
藤枝市や島田市など、大井川流域を選挙区とする静岡2区。
共産党の新人・山口祐樹氏、自民党の前職・井林辰憲氏、立憲民主党の新人・福村隆氏の3人が立候補を届け出ました。
自民・前 井林辰憲氏(45):「地域の課題で大きな課題がリニア中央新幹線と大井川の水を巡る問題です。私のルーツは川根である。私のこれまでの人生全てをかけて、大井川を犠牲にするような開発なく、しっかりと地域の声を国に届けていく。その役割を果たしていきたいと思っている。今回、自民党の政権公約、見ていただければわかるが、しっかりと環境に配慮して進めると、初めて明記していただいた」
立憲・新 福村隆氏(58):「たとえ、地元の与党候補の方がご自分の意見でどのようなことを主張されたとしても、本部、国自体がリニアを整備すべきだと言っているのであれば、今回の選挙の争点は明らか。水を守りたいと思っているのか、南アルプストンネル工事やむなしと思っていらっしゃるのか。この大井川流域の皆様方の考えを示すのが、今回の衆議院議員選挙になる」
共産・新 山口祐樹氏(31):「今度の総選挙は安倍・菅政治の継続か、それとも市民と野党の協働の力で政権交代か問われる大事な選挙となっている。リニア建設はきっぱりと中止をして、62万人の命の水を守る。新幹線の4倍の電力を消費するリニア新幹線、南アルプスの自然を破壊するこのリニア計画はもはや時代遅れではないでしょうか」