静岡県知事選挙で自民党静岡県連は大村慎一氏の推薦を正式に決定 「与野党対決」の構図は否定
5月9日告示の知事選。自民党県連が大村慎一氏への推薦を決めました。
自民党静岡県連 城内実会長 午前11時半ごろ:
「自由民主党静岡県支部連合会としては、第21回静岡県県知事選挙に大村知事候補予定者を党本部に推薦候補予定者として上申することが決定されました」
22日午前、静岡市内のホテルに、自民党県連の国会議員や県議、各地域支部の代表らが続々と集まりました。
5月9日告示、26日投開票の静岡県知事選をめぐり、自民党県連が誰を支援するかを議論するための会議です。
この会議で、自民党県連は、元総務省官僚で、副知事も務めた大村慎一氏を推薦することを決定しました。
与野党対決の構図は否定
会議には大村氏の姿も・・・。
大村慎一氏:
「私はオール静岡でこの静岡県政の立て直しをしてまいりたいと思っております。そういう私の思い、方針にご賛同をいただいたということで、そういう意味で推薦をいただいたことについては大変に感謝をしているところでございます。何回も言いますが、本当の意味でのオール静岡で取り組んでいきたいと思っております」
Q.鈴木康友さんの方に連合の推薦が出ていて、事実上の与野党対決という見方もできるが?
大村慎一氏:
「私自身はそういった考えは全くございません。これは私のあくまで私の訴えに対してご賛同いただいた方が自民党さんだったということでして、そういった与党対決、国政の状況を静岡県政に持ち込む必要は全くないと思っております」
城内会長も大村氏と同じく、「与野党対決」ではなく、自民党は「オール静岡」の一部に過ぎないと強調しました。
自民党静岡県連 城内実会長:
「ですから、そういういろんな方がオール静岡で応援する中の一部に過ぎないと言うと、ちょっと悲しいですけれども、有力の一つのグループとして捉えていただけたらありがたい」
鈴木氏を支援する議員については
また、浜松市の自民党に前浜松市長の鈴木康友氏を支援する動きがあることについても言及しました。
自民党静岡県連 城内実会長:
「大村氏がいいという方と、鈴木氏という方がおられ、かつ自主投票にした方がいいんじゃないかという方がいたということで、そういった西部の特殊事情もぜひ考慮してほしいという意見はあったが、基本的に全会一致で決まったということはご報告申し上げたい」
その浜松市の自民党。
浜松中央支部と浜名支部でも温度差が…。
自民党浜松中央支部 花井和夫支部長
「我々浜松中央支部の市議団としては、鈴木の支援を経済界と一緒になってやっていく方向で今調整をしているところであります」
自民党浜名支部 和久田哲男支部長
「やはり決まった以上はそれ(大村氏支援)に向けていくしかないかなというふうに思っております。/党が二分する、分断するようなことになってはいけないという思いはある」
城内会長は、鈴木氏を支援した議員を処分するのかと聞かれ、「現時点で決まっていない」としながらも、次のように語りました。
自民党静岡県連 城内実会長:
「やはり組織ですから、一致団結して決まった以上、大村氏の当選を期すべく、告示まで後援会活動をするというのが、やはり組織としてのあるべき姿ではないかと思う。予想以上にうまくまとまって逆に驚いているんですが、本当に」」