静岡市井川地区の新しいトンネル 本体工事が9月から開始 リニア工事に伴い

 静岡市とJR東海はリニア工事に伴う井川地区の新しい県道トンネルの本体工事に9月着手すると発表しました。

 静岡市によりますと、このトンネルは葵区横沢と井川をつなぐ全長およそ4・6キロの片側一車線で、リニア工事のための車両をはじめ、南アルプスへの観光客の利用を見込んでいます。

 トンネル工事は静岡市とJR東海が結んだ基本合意書に基づいて実施され、2月からは本体工事の準備段階として、仮設道路や工事ヤードの整備が行われてきました。

 事業費はおよそ140億円で、トンネルが完成すれば井川地区から静岡市街地への距離が10キロ短くなり、所要時間も20分ほど短縮されます。トンネルの完成は2027年度末を予定していて、9月12日に起工式が行われます。