盛り土規制条例の改正案など5つの提言を盛り込んだ報告書案がまとまる 静岡県議会盛り土特別委員会

静岡県議会の盛り土特別委員会が開かれ、盛り土規制条例の改正など5つの提言を盛り込んだ報告書案がまとまりました。

 熱海土石流災害を受け、おととし施行された静岡県盛り土規制条例を巡っては、国の盛り土規制法との二重規制が負担となり、業者から条例の見直しを求める声が上がっていました。

 静岡県議会特別委員会は2月から議論を進め、関係部局からの聞き取りや現地視察などを経て、条例の見直しを含む5つの提言をまとめました。

 二重規制となっていた災害防止に関する規制を県の条例から外すほか、関係機関との連携、県の組織体制の強化などもあわせて提言します。

杉山盛雄委員長:
「基本はまず、熱海のようなああいう災害を絶対に起こさせないこと。しかし経済的な部分でも、静岡県の経済を推進させるようなそのような形で進めていかなければいけない。内容的には満足している」

 報告書は19日に開会する県議会9月定例会の前に議長に提出されます。