自民党新総裁に石破茂氏 静岡県内議員は

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自民党総裁選挙が投開票され、新しい総裁は石破茂氏に決まりました。衆院静岡1区選出の上川陽子外務大臣は候補者9人のうち7番目で決選投票には進めませんでした。

根方ゆき乃記者
「こちらでは郵送で送られた党員の投票用紙が候補者の名前ごとに仕分けられている」

 静岡市にある自民党静岡県連の事務所では、午前9時半から総裁選の県内党員票の開票作業が行われました。

 集計の結果、静岡県出身として初めての総理大臣を目指す上川氏が42%でトップ、2位は石破氏で23%、3位は高市氏で22%。

 県内では党員2万3005人が投票したということです。

 決戦の日の朝、上川氏は…。

上川陽子氏
「私自身、1回目の戦い、これが勝負、それに向かって、全力を込めて全身全霊を込めて動いていくのみということです」

片山真人アナウンサー
「総裁選の投開票まで2時間を切りました。都内のこちらの施設には上川陣営が続々と集まってきています。きょうはこのあと全員でカツカレーを食べて、総裁選、その運命の瞬間に備えるということです。」

「陽子!陽子!陽子!」

会場には38人分の席とカツカレーが用意されました。
ただ、集まった国会議員は上川氏を含め21人にとどまりました。

上川陽子氏
「私自身日本初の女性総理を目指すということで地元でも大きな声をいただいてまいりました。そしてそのひとつが新しい自民党の顔、景色という形で大きな道を切り拓くことにつながると確信をして動いている。完全なる勝利を目指して最後までよろしくお願い申し上げます。」

上川陣営
上川陣営

久須美舞記者
「このあと、まさに後ろに見えます自民党本部で総裁選の投開票が行われます。静岡市出身の上川陽子さんが名乗りを上げる中、静岡選出の議員らは9人の候補者から誰を選ぶのでしょうか。」

 自民党本部では午後1時から国会議員の投票が始まりました。

 上川氏も1票を投じます。

 党員票も合わせた1回目の投票結果は――。

逢沢選管委員長
「合計は高市君181票、小林君60票、林65君票、小泉君136票、上川君40票、加藤君22票、河野君30票、石破君154票、茂木君47票」

 上川氏は議員票が23票、党員票が17票の合計40票で候補者9人中、7位。

 静岡出身初の総理は誕生しませんでした。

 過半数を超える候補者はおらず、1位高市氏と2位石破氏の決選投票に突入します。

その結果は――。

逢沢選管委員長
「合計高市氏194票、石破氏215票 。石破茂君をもって当選者と決しました。」

久須美舞記者
久須美舞記者

 石破新総裁に対する県内議員の反応は―—。

上川陽子議員
「結果は結果として非常に戦い抜いたということの実感を強く感じており ます。 (決選投票は)私は石破茂候補に入れました。いろんな議論をまさに対応してきている。そのプロセス、15日間でございましたので、その中で私自身が最終的な判断で石破候補に入れさせていただきました」

 相坂摂治静岡県連幹事長は石破新総裁に期待を寄せました。

自民党県連 相坂摂治幹事長
「静岡県にも石破先生はいろんな選挙で来てくださったり、我々地方とゆかりの濃いところで仕事も経験豊富な方。今回の総裁選の政策にも地方創生を起爆剤にするということであったり、地方としては大変期待ができると思う」  」

勝俣孝明衆議院議員
「ここで誰に入れたか、誰に投票したかということを言う必要はなくてもう石破総理総裁に決まったので、しっかりと一丸となってやっていくということが必要」

 一方、野党の立憲民主党・源馬謙太郎県連代表は。

立憲民主党 源馬謙太郎県連代表
「私は「刷新感」っていうのは、まやかしだと思ってるので、本当に政治改革をやるのかどうか、これが今度の総選挙で問われると思っています。私たちは野田元総理を先頭に本気で改革をやっていくということで、石破さんも総裁選挙、途中ぐらいまでは、裏金問題を起こした議員に対しても、処分や、引き続きの調査も必要と、前向きな発言をされていたので、これで実際に、やってもらいたいですね。」
 
 鈴木康友知事も自民党の新総裁決定を受けて取材に応じました。

鈴木康友知事
「先日も、私1人はありませんけれども、スタートアップの社長7、8人と、石破総理とですね、数週間前に会食をいたしまして、その時も非常に意欲的にチャレンジをされてたというのが印象的でございます」 

 石破氏は10月1日に召集される臨時国会で第102代内閣総理大臣に選出されます。

自民党県連 相坂摂治幹事長
自民党県連 相坂摂治幹事長