「空飛ぶタクシー」は東京から静岡まで25分! トヨタが共同開発した空飛ぶ車を公開 静岡・裾野市
空飛ぶ車を巡って、先週末には静岡県内で動きが・・・。
●板垣亮記者:
「こちらが空飛ぶ車です。機体には6つのプロペラがついていて、運転席にはレバーもある。近代的な乗り物を感じさせる」
こちらが空飛ぶ車、「eVTOL」。トヨタ自動車とアメリカのベンチャー企業「ジョビーアビエーション」が共同で開発したものです。ヘリコプターやドローン、小型飛行機の特徴を持ち、環境に優しく、離陸時や走行時も静かだということです。
●板垣亮記者:
「こちらが車内です。思ったより広い。一人一人のスペースがあり、快適に過ごせそう」
車には5人が乗ることができ、担当者によりますと、「中は軽乗用車より少し広いくらい」とのこと。
この日はあいにくの天気で飛ぶことはできませんでしたが、eVTOLは10月下旬に全国初の試験飛行を県内で行っていて、今回、その様子が裾野市で初めて公開されました。
東京から静岡までかかる時間はおよそ25分。短い距離で多くの人を運ぶ「空飛ぶタクシー」として期待されています。
●トヨタ自動車 豊田章男 代表取締役会長:
「かっこいいすね。かっこいいし、富士山って日本で育った私なんかは特別の思い入れがある。そこにジョビーが飛んでいる姿というのはすごいと思います。世の中の生活が変わると思います」
eVTOLは来年、ドバイで商業化を目指しています。日本での商業化は未定ですが、認証を得るために今後、国土交通省の航空局に申請を提出するということです。