「真摯にお詫びしなければならない」鈴木知事が衆院選で裏金議員を応援したことについて謝罪
「真摯(しんし)にお詫びしなければならない」と述べました。鈴木知事は8日の定例会見で衆院選に出馬した裏金議員を応援したことについて、謝罪した一方「あくまで個人として行動した」と釈明しました。
Q知事の行動に対する疑問や批判の声と聞いているが
鈴木康友知事:
「そういうお声をいただいたことについては真摯(しんし)にお詫びを申し上げなければいけませんし、あくまで個人として行動したものであるということで」
8日の会見で鈴木知事がお詫びしたのは、衆院選中のこの行動です。
鈴木康友知事
「萩生田光一候補の応援に静岡からやってまいりました。
なんとしても国政に返り咲いていただきたい」
鈴木知事は、裏金事件に関わったとして、自民党を非公認になった萩生田光一氏と西村康稔氏の選挙応援に入りました。
西村氏を応援する鈴木知事
「反対側の野党にいたこの私がこの西村さんは素晴らしい政治家だと抜きんでた政治家だというんだから、皆さんめちゃくちゃ説得力あるでしょ」
2人の選挙区には、5月の知事選で鈴木知事を支援した立憲民主党などの候補者がいました。
立憲民主党県連 杉山淳県議
「あの時の県知事選挙の応援した人たちに対する気持ちというのはどこまで考えていただいたのかなというところが疑問ですよね。さらにそれが裏金議員の中心人物の方々ですからね、2人とも」
連合静岡 角山雅典会長
「いくらプライベート、昔の友達と言っても今の立場がありますんで、それを見た方々がどう思われるかといったところに、やっぱり県のトップとして、やっぱりそこまでしっかり神経を使っていただきたいと」
鈴木康友知事
「これは立憲については源馬県連代表、それから国民につきましては榛葉幹事長に説明をしまして、2人とも個人的な付き合いでの応援だということで理解をいただいた。また、連合会長については、こちらの方からしっかり謝罪をして、角山会長もそれを受けていただいた」
Qそもそも〝裏金議員〟を応援してもよかったと考えているか?
鈴木康友知事
「裏金うんぬんよりも、2人とも要件を満たして総選挙に出馬しているし、西村氏も萩生田氏も個人的なつながり、あるいはいろいろお世話になってきたことから、個人として応援をさせていただいた」
今後も選挙応援を行うか問われると…。
鈴木康友知事
「これからも県内の選挙には関わらない。県外については、個人的なつながりであるとか、これまでのお世話になったこととか、いろいろなことを総合的に勘案して判断をしていきたい」