新たなごみ処理施設の建設現場の土から基準値の16倍のダイオキシン類などを検出 静岡・沼津市
静岡県沼津市は市内で整備を進めているごみ処理施設の建設現場の土から、基準値を超えるダイオキシン類が検出されたと発表しました。外部への流出はないということです。
沼津市によりますと、新たなごみ処理施設建設予定地に埋められていたごみピット内の土から、基準値の16倍となるダイオキシン類や、5倍の鉛やその化合物などが検出されたということです。
ピットは厚さ1メートルのコンクリートで四方を囲まれていて、汚染されていない土で覆われていたことから、汚染土の外部流出や、周辺への影響はないということです。
新たな処理施設建設に向けた調査の中でピットが見つかり、沼津市が土壌の分析をしていました。
汚染土の量は450立方メートルにのぼるとみられ、市は「すべてを運び出し関係機関と協議の上、なるべく早く無害化処理を行う」としています。