静岡県知事の退職金が全国1位に 県議会が特別職の給与を3.69%引き上げる条例案を可決
静岡県議会12月定例会が閉会しました。給与引き上げに関する条例案が可決され、静岡県知事の退職金の金額が全国1位となることが決まりました。
「本案はそれぞれ原案通り可決することに異議ありませんか?」
「異議なし」
「異議なしと認めます。本案はそれぞれ原案通り可決することに決定した」
最終日となった20日の静岡県議会では、一般会計の総額で86億2000万円の補正予算案など42の議案が可決しました。
そのうちの1つが知事など特別職の給与を3.69%引き上げる条例案です。
これに伴って知事の退職金はおよそ150万円アップの4208万9000円に。
金額は全国1位となります。
3日の会見で知事は…。
鈴木康友知事
「私共が決めたということではなくて、人事委員会の勧告に基づいて答申を受けたものなので、これからまたいろいろなことを踏まえて検討していくものになる」
20日の決定に対し県議会の各会派は…。
自民改革会議 相坂摂治代表:
「今の制度の中で認められている退職金金額だから、我々議会が現時点では、上げる下げるを申し上げるべきことではないから、本人の意思ではないかと思う」
ふじのくに県民クラブ 田口章会長:
「これまでも尊重する立場で来ていたので、それを尊重したということ。経済は循環させなくてはいけないというのは大事だと思っているので、そういった意味では消費拡大につながるようにしていくことが大事」