「一般家庭への影響を極力小さくする方策を検討したい」2025年秋の水道料金値上げについて 浜松市中野祐介市長
浜松市が2025年の秋から値上げの方針を示している水道料金について、中野祐介市長は「一般家庭への影響を極力小さくする方策を検討したい」としました。
浜松市の水道事業をめぐっては、水道施設の電気料金の高騰や、水道管の耐震化や更新に伴う費用が増加していることから、昨年度の赤字額はおよそ1億2000万円となっています。
現在、浜松市の水道料金は静岡県全体の平均よりも低い水準となっていますが、市は財源確保のため、2025年秋から水道料金を平均で20%程度、値上げの方針を決めています。
20日に開かれた定例会見で中野市長は、「値上げ幅を圧縮する他、国の交付金も活用し、一般家庭への影響を極力小さくする方策を検討したい」と説明。
一方で、17日に市内の水道管で老朽化したことが原因とみられる漏水事案の発生を受け、「南海トラフ地震に備えて急を要して耐震化も進めなきゃいけない」と水道料金の一定の値上げに理解を求めました。