静岡市の清水庁舎はどこへ…検討委員会開催 新サッカースタジアムの候補地は3つの視点で選定 /今週の静岡
7月、歴史博物館をプレオープンさせた静岡市。この博物館は「歴史文化の拠点づくり」という田辺市長肝入りの“5大構想”の1つに位置づけられています。5つある構想の中で特に注目を集めているのが、「海洋文化の拠点づくり」です。
「清水庁舎の移転に関する検討委員会」開催
8月1日、清水区内で開かれたのは「清水庁舎の移転に関する検討委員会」。静岡市は“5大構想”の中で清水庁舎を移転し、JR清水駅に直結する形での建て替えを検討していました。ところが新型コロナの影響で事務手続きが中断し、さらに移転予定地に桜ヶ丘病院の移転が決まったことで、整備方法や移転場所について改めて検討することを余儀なくされています。
この日の委員会では、「公共交通機関が発達した場所が望ましい」「1つの窓口で全ての手続きに対応できるようにしてほしい」などの意見が出されました。委員会は今年度内に整備の基本計画をまとめる方針です。
静岡市清水庁舎整備検討委員会 恒川和久委員長:「必ずしも市民がこうするからということだけで判断できない側面もあるので、みなさんの意見を積極的に聞きながらも、より重大な決断をしなきゃ時が来るだろうなと思っている」
新サッカースタジアムの候補地は…
一方、清水区ではもう1つ注目を集めていることが…。
静岡市・田辺信宏市長(6月24日:定例会見):「まずは場所ですね。複数の候補地を評価していただいて、年末までに委員会としての最有力な候補地案をお示ししていただきたい」
田辺市長もこれまでに会見で発言している「新たなサッカースタジアム」です。
2日には2回目の検討委員会が開かれました。スタジアムの候補地については「土地の特性」「まちづくり」「交通アクセス」の3つの視点から選びたいと事務局から説明があり、今後市民にアンケートを取ることも決まりました。
検討委員会・木宮敬信会長:「今まで具体的な議論というところまで進めていない段階だったんですけど、まず最低クリアしなければいけない条件が見えてきましたので、これでまた一歩進んでいくのかなと思います」
委員会ではスタジアムの候補地を年内には選出したいとしています。
(8月6日放送)