”雲隠れ”していた吉川赳議員が臨時国会に登院 「係争中なので…コメントは差し控えます」 立憲民主党は辞職勧告決議案を再提出
55日ぶり公の場に…
午後1時前、衆議院の本会議場に向かう吉川議員の姿が―
Q:吉川さん一言お願いします。18歳の女性との飲酒が報道されていますが、事実関係はどうなんでしょうか
吉川赳 衆院議員:「係争中の案件になるので、これですいません」
Q:事実関係はどうなっているんですか?
吉川赳 衆院議員:(無言で歩き続ける)
衆院本会議 午後1時ごろ
55日ぶりに公の場に姿を見せた吉川議員。議場では久しぶりに顔を合わせた同僚でしょうか。言葉を交わし、頭を下げる様子も…。
与野党から批判の声が
7月15日にブログを更新し、報道に対して反論していた吉川議員。週刊誌を提訴する方針を明らかにしていて、地元富士市の記者クラブからの会見要請にも応じませんでした。
吉川赳 衆院議員:「本問題に関する私自身の考え方につきましては、全て私のブログにおいて公表したとおりです。私と致しましては国会閉会中であったにすぎず、特に姿を隠していた認識はありません。今後も私は、衆議院議員として国会の活動及びその他の政務につきまして、今まで同様、積極的に活動していく所存でおります」
しかし、与野党から批判の声は尽きません。午前、立憲民主党は吉川議員の辞職勧告決議案を国会に再び提出。「国民の信を失い、活動できる状態ではない。国会議員として不適格」としていて、記者会見での説明を拒否していることも批判しています。
立憲民主党
青柳陽一郎 衆院議員:「この案は我々単独で出したが、そもそも岸田総理も説明責任を果たさないのであれば、これは議員の職を遂行することはできないと、総理自身も述べられている」
一方自民党側は「週刊誌の記事に基づいてやるべきものではない」などとして、決議案について採決を行わない方針です。
「コメントは差し控えます…」
細田博之 衆院議長:「本日はこれにて散会します」
本会議が終了すると、額の汗を拭いながら足早に出口へと向かう吉川議員。
記者の問いかけに対して…。
吉川赳衆院議員:「今後の裁判との関連も含めて、ごめんなさい。コメントは差し控えます」
Q:報道について事実でない点があるのであればどういう点?
吉川赳衆院議員:「それも今後裁判で明らかになってくると思います」
Q:静岡の地元からも説明がなっていないと厳しい声があるが、それについては?
吉川赳衆院議員:「係争中なのですいません」
Q:国民の理解を得るために今後どのような手段を取るつもり?
「裁判の中で明らかになっていくと思うのですいません」
Q.このまま説明しないと国民の理解はいつまでも得られないと思うが、そのあたりどのように考えている?
吉川赳衆院議員:(無言)
最後まで、自らの言葉で説明責任を果たすことはありませんでした。