ガソリンの補助制度始まる…しかしいつから価格は下がるのか 価格が下がっても10円だけではという声も…

林輝彦アナウンサー
「きょうから物価高騰対策の一貫として、政府がガソリン価格の引き下げを行います」
静岡県石油協同組合 板倉正浩専務理事
「きょうからは元売り会社の方へ定額5円が補助金として出る形になり、段階的に1円ずつ下がるということですね」
22日からスタートした政府によるガソリン価格の補助制度。
この先1週間は、全国の小売価格が5円程度下がるよう補助され、そこから毎週1円ずつ下げていき、最終的に10円下がるように調整されます。
Q.段階的に引き下げる理由は?
静岡県石油協同組合 板倉正浩専務理事
「スタンドに車列ができてしまうと、交通の障害になったりとかしますので、それは避けたいと思っているのでは。売るものがなくなってしまえば、次の(給油タンク)ローリーが入るまでは、お客さんに供給するものがないという状況になる」
買い控えや、その反動で需要が急増することを防ぐ、緩和措置。
また、補助金は元売りに対して支給されるため、政府は、小売価格に反映されるまで一定の時間がかかるとしています。
22日静岡市内のガソリンスタンドを訪れると、レギュラーガソリンは、21日発表された全国の平均価格と同じ、1リットル182円。
21日までは187円で販売していましたが、22日から5円値下げしたといいます。
朝から販売していたガソリンに補助金は入っていませんが、仕入れ価格に反映されるのに先駆けて、値下げに踏み切ったといいます。
取材中、ガソリンを運んできたタンクローリーが…。
22日の仕入れ分からは、政府の定額補助を反映した価格だといいます。
客
「どの程度、どのくらいの時期に反映してくれるのか気になるところ。150円、140円台になると結構楽」
客
「10円・・・もっと下がってもらいたい。今のままじゃとても・・・」
客
「10円・・・10円だとそんなに変わらない。前は(ハイオク1ℓ)170円台だったと思うから、20円ぐらい下がらないと、下がった感覚がない」
政府によるガソリンの定額補助。
一体いつ頃から店頭価格に反映され始め、いつ給油するとお得なのでしょうか?
静岡県石油協同組合 板倉正浩専務理事
「在庫がはけないことには、やっぱり値引き価格には反映されてこない。通常であればそう思いますので、だいたい週明け、来週にはお安くなってくるのかなと思います」
