静岡県内企業夏のボーナス引き続き増える見通し 人材の確保や物価高への配慮から ただしトランプ関税が影響する可能性も 静岡経済研究所

静岡県内企業の夏のボーナスは2024年に引き続き増える見通しです。ただ今後、トランプ関税が影響する可能性もありそうです。

 静岡経済研究所によりますと、静岡県内の民間企業の夏のボーナスの予想支給額は1人あたり39万4000円で去年と比べて2%増える見通しです。

 人材の確保・定着や物価高への配慮で従業員への還元姿勢がみられます。

 従業員30人以上の企業は、価格転嫁が進み収益改善などにより3・9%増え、46万8800円に。

 また29人以下の企業は、離職防止のため賞与増額の動きがみられ、0・6%増加の26万8700円となる見通しです。

 一方、トランプ関税が今後影響してくる可能性もあるといいます。

静岡経済研究所 西谷直樹研究員:
「かなり慎重に先行きを見通している企業が多いので、リスクが仮に顕現化した場合には、次の冬のボーナスで影響が出てくる可能性がある」

静岡県内企業夏のボーナス引き続き増える見通し 人材の確保や物価高への配慮から ただしトランプ関税が影響する可能性も 静岡経済研究所