南伊豆地域の1市3町が進めていた広域ごみ処理施設の建設計画 南伊豆町が枠組みからの脱退を表明 静岡県

静岡県の南伊豆地域の1市3町が進めていた広域ごみ処理施設の建設計画で、南伊豆町が2日枠組みからの脱退を伝えました。
これは2日下田市役所河内庁舎で開かれた一部事務組合の運営会議で、南伊豆町の岡部克仁町長が表明しました。
脱退の理由として下田市内に整備を計画する新しい処理場の建設運営費用の負担が、将来に渡る試算で大きすぎることを あげました。
南伊豆町岡部克仁町長
「財政的に負担がかからないほうが良いのではないか」
町の試算では、単独での民間企業への処理委託で40年間で20億円程度の負担軽減が見込まれるということです。
管理者の松木正一郎下田市長は「きょうの白紙解散の決定はなかった。各市町が議会にも説明し、今後のことを検討する」と話しました。
広域連携の在り方について他の町長からは「経済情勢を見極めていくことも必要」などという声が上がっていました。