【リニア】静岡・川勝知事が時速500キロを試乗体感 部分開業に「困難だとわかった…」

静岡県の川勝知事が2日午前、山梨県都留市のリニア実験線を訪れJR東海の金子慎社長らとともにリニア中央新幹線に試乗しました。

知事になって初の試乗

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【リニア】静岡・川勝知事が時速500キロを試乗体感 部分開業に「困難だとわかった…」

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JR東海
金子慎 社長:「時速500キロになりました」

静岡県
川勝平太 知事:「全然普通に動けますね。たいしたものです」

 2日午前、山梨県都留市の山梨リニア実験線でリニアに試乗した川勝知事。その隣にはJR東海の金子社長の姿が…。金子社長から改良された新型車両の説明を受けながら、時速500キロの世界を体感しました。

 このほか新型車両の見学やリニア計画の概要について説明を受け、1時間半ほど滞在したということです。

 今回の試乗は金子社長からの提案を受けて実現したもので、川勝知事がリニアに試乗するのは知事になってから初めてです。

 これを受け10月4日には県内の市長が集まる会合で同席した市長に一緒に試乗するよう誘う場面も…。

川勝平太 知事:「JR東海の社長がぜひ川勝にリニアに試乗してほしいと言われて。それで、もしよろしければ(ここに)来られた人、みんな乗ったらどうでしょう?」

 しかしこの日は座席数が限られていたため参加した市長はおらず、県職員ら15人で乗車したということです。

部分開業は「困難だと分かった…」

今回の試乗について「建設促進期成同盟会の副会長の立場で試乗する」と位置づけ、「見聞を広げたい」としていた川勝知事。時速500キロの世界に触れ感じたこととは…。

川勝平太 知事:「500キロを体感したんですけれども、そんなに揺れるわけでもありまん。ほとんど新幹線と変わりませんので、日本の技術はすごいなと」

 このように評価した上で、持論である神奈川ー山梨県間の今回の試乗について「建設促進期成同盟会の副会長の立場で試乗する」と位置づけ、「見聞を広げたい」としていた川勝知事。

画像: 部分開業は「困難だと分かった…」

 このように評価した上で、持論である神奈川ー山梨県間の部分開業については「困難だと分かった」との見解を示しました。

川勝平太 知事:「コントロールセンターと共に変電センターがありまして、それが大体30~40キロごとに1台ないと動かないそうなんですよ。今ところ1台のわけです。それが目的の一つだったわけですけども、それが出来ないことがわかりました」

 一方、JR東海は「中央新幹線計画の維持と早期開業の重要性について、改めてご説明した。引き続き静岡工区の早期着手に向けて大井川の水資源利用についての不安解消と、南アルプスの環境保全に全力で取り組む」とコメントしています。