どうする内閣不信任案…注目の立憲・野田代表が静岡で政権批判 国民・榛葉幹事長「弱腰」発言にも笑って反論
立憲・野田代表「石破総理は大事なことを先送りしてばかり」
国会の会期末が迫る中、８日静岡市を訪れた立憲民主党の野田代表。
立憲民主党 野田佳彦代表：「私と石破総理は同い年です。どっちが若く見えます？（会場笑い）総理になってから、私は厳しい評価をしている。なぜならば、大事なことを先送りしてばかりいるからです」
政治改革、選択的夫婦別姓、年金改革の３つを挙げ、石破政権への批判を強めました。
立憲民主党 野田佳彦代表：「そして、最も先送りしてはいけないことがあるんじゃないでしょうか。今の国民の暮らしに根差した問題です。物価高です。秋の補正予算まで何にもやらないと言っていますよね。これは無策と同じじゃありませんか。」
演説は、政権批判で一貫していました。となれば注目は、立憲民主党だけが単独で提出可能な内閣不信任案の動向です。
石破総理は衆院解散をちらつかせてけん制
日本維新の会 前原誠司共同代表
「（石破総理は私に）『不信任案が出れば解散する』と言っていたので、そこはぶれておられないのだろう」
衆議院の解散をちらつかせて、けん制する、石破総理。
国民・榛葉幹事長「（野田氏は）弱腰。自民党に足元見られる」
一方で、他の野党からは…。
国民民主党 榛葉賀津也幹事長：「私は野党失格かもしれないけど、政権交代って言っていない。政権交代って玉木が言ったって夢のまた夢です。私がやりたいのは政権交代じゃなくて、政策実現なんです」
国民民主党の榛葉幹事長からは、自民党への檄（げき）とも取れる発言も…。
国民民主党 榛葉賀津也幹事長：「ガソリン税制５０年、１０３万円の壁、３０年。こんな凝り固まった古い仕組みを、今度の夏の参議院選挙で、自民党と一緒に根本から変えたい。それは自民党を倒すんじゃない。自民党がしっかりしてほしいんです。自民党、しっかりしろと」
内閣不信任案をめぐっても、立憲との温度差を感じさせました。
国民民主党 榛葉賀津也幹事長：「自分が決める前に他党と相談しますと発言をしている。弱腰の発言自体が自民党に足元見られるね。迫力がなさすぎるね。自分が総理になるんだったら、まず自分としてどう腹を固めるか、その覚悟と気合いを見て、他党が判断するんじゃないの」
Ｑ．内閣不信任案が提出された場合には賛同する？
Ａ．「かつて伝家の宝刀を持っているのは総理大臣でしたが、今この伝家の宝刀を持ってるのは野党第一党の代表なんだね。それは重いよ」
榛葉氏の発言に野田氏は…
立憲民主党 野田佳彦代表
Ｑ．国民の榛葉幹事長が集会の場で「弱腰である」と（野田氏笑う）
Ａ．「決める時は事前にご相談と、突然では失礼でしょう？と申し上げているだけの話。それ以上でもそれ以下でもありません。弱腰云々とかいう以前に、私は適時適切に総合的に判断するのみです」
