静岡・三島市消防団における地域協力金と研修をめぐり地元の市民団体が市に対して住民監査請求

 静岡県三島市消防団における地域協力金と研修をめぐり、地元の市民団体が25日、市に対して住民監査請求を行いました。

 三島市を中心に活動するローカルメディア・ミエルカイは、三島市消防団第一分団が町内会・自治会を通じて全世帯から一律に「地域協力金」(1軒あたり650円/年)を徴収していて、これが不法だと疑問視。

 2025年度は約347万円の協力金を得ているとして、消防団は、行政組織であり義務となるような形で寄附金を集めてはならないことが法令・条例で定められているなどと指摘しています。

 また、内部告発のメールによって三島市消防団が毎年開催している「三島市消防団正副分団長研修会」は、実質的な研修内容がなく、飲食を伴う親睦会に過ぎないことが分かり、このような公金支出は不当だと主張しています。

 ローカルメディア・ミエルカイは、他の自治体でも起こり得る事案だとして、知事や県市長会などにも申し入れ書を提出しています。

静岡県庁(6月26日)
静岡県庁(6月26日)