「学歴詐称疑惑」の静岡・伊東市の田久保市長をめぐり市役所に1000件を超える電話 7日の会見から一夜明け苦情は半分に
市議会で「学歴詐称疑惑」が追及され、7日の会見で辞任、再出馬を表明した静岡県伊東市の田久保真紀市長をめぐり、これまで市役所に1000件を超える電話があったことがわかりました。
田久保市長は5月の市長選で現職候補を破り、初当選しました。ところが、6月になって市議らに田久保市長は大学を卒業しておらず、「除籍」になっているとの告発文書が届き、議会で追及されていました。
その後、田久保市長は2日の会見で、大学に確認して「除籍」と分かったが、自分は卒業したと思っていた、と説明していました。
伊東市によりますと2日の会見以降、7日の午後5時時点で市役所に1000件を超える電話があり、その8割が「辞めろ」などの苦情の電話だったということです。
7日の会見から一夜が明け、8日の午前中には100件弱の電話がありましたが、苦情の電話は半分くらいに減ったということです。電話の内容は会見の問い合わせや「証書を見せたら」という意見、「選挙に税金がかかるのでは」といった意見もあったということです。
田久保市長の一連の発言に、選挙戦で田久保市長を支援した議員を含め議会側は納得せず、百条委員会の設置と辞任勧告決議案がいずれも全会一致で可決されていました。
