31日の会見で言及するとし進退については明言せず 学歴詐称疑惑がある静岡・伊東市の田久保真紀市長

学歴詐称疑惑が持たれ市議会百条委員会での調査が続く伊東市の田久保真紀市長が、31日に会見を開き、進退について話をすると述べました。
伊東の広報誌に記載された「東洋大学 卒業」。この根拠としていた「卒業証書」の提出や、百条委員会への出頭をいずれも拒否している田久保市長。28日の会見で“その理由”について言及しました。
◆伊東市 田久保真紀市長:
「(卒業証書の)提出要求の方も出頭要請の方もですね、私の方が今回の百条委員会におきまして、どのような理由で出頭しなければいけないのかという理由が細かくというか、しっかりと付記をされておりませんでしたので、こちらの方で検討させていただきまして、回答書という形で文書で一度申し入れをしたという、そのような次第でございます」
Q:(百条委員会が)求めていることは極めてシンプルですよね?
「広報伊東の事務手続または行政手続の中で、なぜこの出頭要請があり、この求められているものが必要なのかという、その理由についてを、まず百条委員会の方にしっかりとお示しいただきたいと」
なぜ卒業証書を提出し、出頭をしないといけないのか。「もっと細かく示してほしい」と注文を付けた田久保市長。さらに、広報誌の作り方をめぐっては、こんな指摘も…。
◆伊東市 田久保真紀市長:
「逆に、確認をする場合、いわゆる経歴であったり学歴を確認する場合に、卒業証書や卒業アルバムといったものではなくて、最初からやはりきちんと卒業証明書というものを提示するというふうに、行政手続の方をしっかり改善するということが今後は非常に大切なことかなというふうに考えております」
いっぽう、学歴詐称疑惑をめぐり、市民から刑事告発されていた田久保市長。28日までに、告発状が警察に受理されたことが分かりました。
田久保市長は5月の市長選の際に「東洋大学卒業」と記載した経歴調査票を各報道機関に提出していて市民側は誤った経歴を公にさせたことが公職選挙法違反にあたる疑いがあるとしています。
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28日、刑事告発した市民が会見を開きました
●刑事告発した建設会社社長:
「刑事告発をされているから(卒業証書を)出さないということ自体は矛盾してますよね。言い方かえれば、自分は黙秘権みたいなものを利用して出さないよって言ってるのに、刑事告発を受けているから出さないよという話になっていますよね。それはちょっと違うと思いますよね。だから、そういうところもあたかもこちら側がいじめているかのような話になっているように感じますよね。捜査の過程で、(警察は)必要であれば(証書の)提出を求めるという話はしていました。」
いっぽうで、今月中に「辞職」するとしている田久保市長は31日に改めて会見を開くとしています。そのためか、きょうの会見では・・・
◆伊東市 田久保真紀市長:
Q:最後の一日まで努力をしますという話があった 最後の1日はいつですか?
「それも含めまして31日にしっかりと皆様にお話ししたいと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします」
Q:続ける可能性もあるということですか?
「そこにつきましても全て31日にしっかりとお話をしたいと」
その後も・・・
◆伊東市 田久保真紀市長:
「31日までにはきちんと」
「31日の会見の方で」
「全て31日の日に」
31日の会見で言及するとし、進退については明言しませんでした。
未だ真実が明らかにならない伊東市長の学歴詐称疑惑。3日後の会見でいったい、何が語られるのでしょうか。
