「やめさせられない市の職員が悪い」伊東市役所に苦情の電話とメールが1180件 「学歴詐称」疑惑の田久保真紀市長の「辞職撤回」受け

「学歴詐称」が疑われている静岡県伊東市の田久保真紀市長が辞職を撤回したことを受け、8月1日朝から伊東市役所に1180件の電話とメールがあったことがわかりました。

 伊東市によりますと、8月1日の朝から市役所に電話やメールが殺到しました。1日だけで電話330件、メールなどが850件(午後5時現在)で、大部分が苦情だということです。「なぜやめさせないんだ」「やめさせられない市の職員が悪い」などと職員への批判が増えたということです。 

 田久保市長は市長選の前の報道各社の調査書に「東洋大学卒業」と記載したり、市の広報誌に東洋大学「卒業」と紹介されていましたが、実際には「除籍」されていました。田久保市長は7月7日の記者会見で、市長を辞職した上で、出直し選挙に出馬する考えを表明し、報道陣の取材に「7月中に辞職する」としていました。

 しかし7月31日に行われた会見では、「公約を果たすのが私の使命」などとして、一転して「辞職」を撤回しました。

田久保市長 (7月31日)
田久保市長 (7月31日)