浜名湖アサリの収穫ルールを変更 採取時期を3月から8月末までに限定 1人の採取量2キロ以下から1キロ以下に 浜名漁協

静岡県の浜名湖で深刻な不漁が続いているアサリについて、浜名漁協はおよそ20年振りに一般に向けた収穫ルールを変更し、制限を厳しくすると発表しました。

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浜名湖アサリの収穫ルールを変更 採取時期を3月から8月末までに限定 1人の採取量2キロ以下から1キロ以下に 浜名漁協

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 浜名湖のアサリを巡っては、2009年をピークに漁獲量が年々減少し、5年連続で「浜名湖観光潮干狩り」が中止になるなど、記録的な不漁が続いています。

 詳しい原因は未だに明らかになっておらず、浜名漁協は資源減少に対応するとして、8日午後一般に向けた収穫ルールを今年の9月から変更すると発表しました。

 およそ20年ぶりだというルール変更では、これまで設けていなかったアサリの採取禁止期間を設置。

 採取時期を3月から8月末までに限定しました。

 また、1人の採取量もこれまでの一日あたり2キロ以下から1キロ以下となり制限が厳しくなっています。

浜名漁協 渥美敏組合長:
「資源は少しずつ上向いているが、直ちに不漁状態が回復するまでに至っていない。資源の大切さを理解していただきたい」

 浜名漁協は新たなルールを少なくとも10年以上継続する方針で、破った場合は密漁として刑事告訴するとしています。