知事の辞職を求める…自民改革会議 不信任案提出も 静岡・川勝知事「結果に従って、手続きに応じた選択を」
公明党会派の代表とともに知事室を訪れた野崎代表は…。
自民改革会議代表
野崎正蔵氏:「事案は川勝平太知事の辞職を求める請願でございます」
自民は「不信任案」を提出
辞職勧告は、2分の1以上の賛成で成立しますが、法的拘束力がありません。一方、不信任は、4分の3以上の賛成が必要ですが、法的拘束力があります。
昼過ぎ、記者会見を開いた野崎代表は…。
野崎正蔵氏:「不信任決議案を提出して参りたいという風に考えている。全部で51名の賛同者がないと可決成立をみないということなので。(県議)それぞれの良心に訴えながら成立を目指してまいりたいと考える。」
自民改革会議は知事の不信任案を提出するといいます。
Q、不信任決議案可決されると知事辞職、または議会解散となるが、県政の停滞を招くことになって、これから新年度予算編成にあたって批判があると思うが?
野崎正蔵氏:「県政の停滞というが知事には職務代行がしっかりいる。静岡県はそんなやわな県庁ではないと思っていて。ただ今回は、知事の言動が大きく問題とされているので、それに対して我々の意思をしっかり示したい」
他の会派は…
自民会派の賛成だけでは成立要件の4分の3に達しません。会見に同席した公明党県議団の蓮池団長は、不信任案への対応について…。
公明党県議団
団長 蓮池章平氏:「まだ公明党県議団としては、自民党が出された不信任についての結論はまだ出ていない」
知事を支える県議会第2会派「ふじのくに県民クラブ」は、不信任案が提出された場合は、まとまって反対に回る方針です。
ふじのくに県民クラブ
会長 佐野愛子氏:「粛々と会派でまとまって対応してまいりたい」
12日の会見で知事は改めて謝罪
そんな中、午後2時から開かれた知事定例会見。冒頭、川勝知事は―
川勝知事:「あの発言はまことに無礼極まりないものでございました。それゆえ、これを全部撤回して特に御殿場の皆様に対して、衷心より深くお詫びを申し上げます。誠に申し訳ありませんでした」
「この公人の立場に徹するということをお誓い申し上げたいと思う。重ねてお詫び申し上げる。申し訳ありませんでした」
御殿場市民や県民に向けて、2度、頭を深々と下げた川勝知事。
自民会派が不信任案を提出する方針を示していることについては、次のように述べました。
Q、不信任案が可決された場合、辞職する?
川勝知事:「これはともかくそういうことについてどうだこうだというのはまったく考えていない。その時になってから」
Q、辞職される道を選ぶのか、議会の解散の道を選ぶのか?
川勝知事:「その案件(不信任案)の結果にしたがって、それぞれ粛々とその手続きに応じた選択をすればよいと言う考えであります」