静岡・川勝知事「いい宿題を自らに課されたなと」岸田総理の新幹線増便発言に対し質問と要請を行う方針 「どういう前提条件のもとでシミュレーションするかは決して容易ではない」との発言も

リニア中央新幹線の静岡工区を巡り、岸田総理がリニア開業後の東海道新幹線の増便に言及したことを受け、川勝知事は質問と要請を行う方針を示しました。

画像: 静岡・川勝知事「いい宿題を自らに課されたなと」岸田総理の新幹線増便発言に対し質問と要請を行う方針 「どういう前提条件のもとでシミュレーションするかは決して容易ではない」との発言も

川勝知事:
「8月までに(取りまとめる)というのはいい宿題を自らに課されたなと。2027年に開業したとしてその時にどのくらい今ののぞみからリニアに乗り換える人が増えるかをまずシミュレーションする必要がある」

 11日の会見で岸田総理の発言に対し、このように述べた川勝知事。

 2037年の開業を目指す大阪についてもシミュレーションを行う必要性を強調しました。

 静岡工区を巡っては、岸田総理が4日の会見でリニア開業後の東海道新幹線増便に言及。

 停車頻度の増加について今年夏をめどに一定の取りまとめをする方針を明らかにしました。

川勝知事:
「2037年以降の社会情勢も当然変わってきている。それをどういう前提条件のもとでシミュレーションするかは決して容易ではない」

 今後は岸田総理に対して、質問と要請を行う方針を示しました。

 また、県は新型コロナの影響で欠航が続いていた富士山静岡空港の国際線定期便について3年ぶりに静岡ーソウル線の運航を再開すると発表しました。

 運航を再開するのは、韓国のチェジュ航空の静岡ーソウル線で3月26日から静岡空港と仁川空港を週3往復します。

 航空券は11日から発売されているということです。

川勝知事:
「ようやく待ちに待ったチェジュ航空。週3日ではあるが、国際線再開ということで大変な朗報で喜んでいる。経済的な効果が非常に大きい」