【速報】田久保市長が以前から卒業できなかった理由は…東洋大学からの記録提出 静岡・伊東市議会
静岡県伊東市の田久保真紀市長の学歴詐称をめぐり、伊東市9月定例会で、百条委員会の調査報告が行われ、田久保市長が「4年次に卒業できる見込みがなく、卒業証書が授与されていなかった」ことが明かされました。
8月29日に終えた田久保市長の学歴詐称を調査した百条委員会では、「広報いとう7月号」に掲載した「東洋大学法学部卒業」という経歴は、田久保市長の「不当行為が原因」と認定したことや田久保市長が証人尋問で証言した「卒業していないという事実を知ったのは6月28日だった」ということついても「虚偽」と認定しましたが、その内容が明らかになりました。
調査報告書によると、「除籍の日、理由及び除籍時の学年が分かる記録並びに成績期間証明書が提出されるとともに、卒業証書の発行がされていないことが回答された。これにより、田久保市長が東洋大学を卒業しておらず、正規の卒業証書が授与された事実はないということが正式に判明した」としています。また、「成績証明書及び履修要覧の卒業要件に関わるページの写しが提出された。これにより、田久保市長が4年次に卒業できる見込みがなかったことが裏付けられることとなり、田久保市長が、卒業していたものと勘違いしていたと主張には明らかに無理が生じる状況であることが確実するとともに、田久保市長は6月28日以前から自身が除籍であったことを知っていたものと断定できることとなった」と結論付けています。
この報告を受け、本会議では市長が百条委員会での出頭拒否、記録(卒業証書とされるもの)の提出拒否、証言の拒否、虚偽の証言の4件について刑事告発することを全会一致で可決しました。
