背景に原材料価格や物流コストの上昇…巴川コーポレーションが国内の製紙生産から撤退へ

紙などの材料メーカーの巴川コーポレーションが原材料価格の高騰などを背景に、国内での製紙生産から撤退することがわかりました。
巴川コーポレーションは1914年に静岡市清水区で創業し、紙、パルプなどの製造などを行っています。しかし、薬品などの原材料価格や物流コストの上昇を背景に事業の構造改革を進めていて、2027年3月末で紙を製造する際に使用する抄紙機と呼ばれる機械の運用を停止。国内での製紙生産から撤退するということです。
巴川コーポレーションは「今後は、製紙の技術で培った機能性シートなどにさらに注力していく」としています。一方、インドの現地法人での絶縁紙の生産・販売は継続していくということです。