コロナ感染拡大も行動制限行わず 「元気旅」も継続 静岡・川勝知事が方針示す
感染拡大が続く新型コロナについて、静岡県の川勝知事は改めて感染対策の徹底を呼びかけました。現時点で県独自の行動制限は 行わない方針です。
静岡県
川勝平太知事:「かつてない規模で感染が拡大していて、医療提供体制が極めてひっ迫している」
現在の感染状況は「厳しい局面」にあるとした川勝知事。県内では1日の感染者数が連日過去最多を更新し、病床使用率も26日正午時点で県全体で70%あまりと感染拡大が続いています。こうした状況の中、川勝知事は26日の会見で医療提供体制を維持するため、改めて感染防止対策の徹底やワクチンの追加接種などを呼びかけました。
川勝知事:「国は行動制限を行わないというスタンスだが、感染のコントロールと社会経済の両立は崩れつつある。基本的な感染対策の徹底と、県民の皆さまおひとりおひとりが場面場面で感染リスクを考えながら行動していただくことをお願いします」
現時点では、まん延防止等重点措置の要請や県独自の行動制限は行わず、今後は専門家の意見を聞きながら必要に応じてメッセージを出していく方針です。また観光促進事業については現時点では中止せず、感染状況が国評価レベル3に引き上げられた際に再検討すべきとの考えを示しました。
一方リニア中央新幹線工事をめぐり川勝知事は、8月8日に現地を視察すると発表しました。現地ではJR東海や県の専門部会の
委員から説明を受ける予定で、工事中に湧き出る水を戻す対策案として県とJRとの議論が続く田代ダムなどを視察します。