【参院選】若者は政治に何を求める? 静岡県選管が投票率アップへ啓発活動
若年層への啓発を
「こんにちは。7月10日に参議院選挙があります。投票よろしくお願いいたします。マスク配ってます」
22日に公示された参議院選挙。28日、静岡市の常葉大学草薙キャンパスでは、県の選挙管理委員会による啓発活動が行われ、学生たちに参院選のチラシを入れた不織布のマスクが配布されました。
チラシには選挙啓発キャラクターを務める県内在住の“インフルエンサー”ひかりんちょさんとともに、「あなたのいいね!を一票に」とのメッセージが―
県選挙管理委員会
畔柳覚 書記:「近年、特に若年層の投票率がなかなか上がらないっていう状況がございます。その若年層の方に、特に啓発に力を入れておりまして、今回は常葉大学で街頭啓発を実施をすることにいたしました。一人でも多くの方に投票に行っていただければと思います」
県の選挙管理委員会によりますと、2021年実施された2つの国政選挙と知事選の年代別の投票率は、いずれも20歳から24歳の投票率が最も低く、2番目に低かったのが25歳から29歳、次いで10代が低くなっています。
若年層の投票率向上が課題となる中、今回の参院選について静岡県の将来を担う学生たちは―
大学4年(22歳):「円安が今続いていて結構深刻化している状態なので、それをどうにかしてくれる人に投票したいなと思っています。物価が高くなっていて、私は来年就職するんですけど、そういった意味で平均年収とかがあんまり上がっていないので、給料が高くなってくれるとうれしいなと思います」
大学1年(18歳)
「個人的に関心があるのが経済と子育てとかの部分なのでそこら辺、消費税とか自分の税金に関わることとか。経済も停滞しているので、そういう部分でどういう政策があるのかというのが気になっていますね」
大学1年(18歳)
「あんまり高年齢の方々に全部その税金が行くような感じじゃなくて、公平になるような感じの政策している人のほうがいいかなっていう考えは何となくある。」
若者は政治に何を望んでいるのでしょうか。
大学3年(20歳):「(海外では)教育費とかが結構、無償のところが多かった。もうちょい高校ぐらいまでは無償で大学も少し安めっていうところが多かったので、なんか消費税ちょっと上がってもそういうところ、なんかこう他に回せるお金を国のお金を他んとこに回してくれるようなことがあったらいいなって思ってます」
大学3年(21歳):「大学の学費高いんで私立とかだと、やっぱりそういうのを免除。やっぱ奨学金借りても奨学金って結局返さなきゃいけないから、何10年もかけて返していくで聞くんで、なんかそう学費もうちょっと免除とかしてもらえたらなぁって思う」
短大2年(19歳):「私たち保育科なんですけどもう少し保育者の給料をあげてほしいと思ったりとか、子育て世帯にも、もうちょっと優しい支援があると嬉しいかなと思う」
一方、多くの学生から聞かれたのが…
大学3年(20歳):「特にこれの方がいいんじゃないかとか、強い関心を持って選挙に行ったことはない」
短大2年(20歳):「政治のこととなると難しいというイメージがあって、あまり関心が持てない」
大学2年(19歳):「(関心は)あまりないですね/自分ひとりが投票してもあまり反映されないからだと思う」
大学1年(18歳):「そんなに選挙についてよく知らないというのと、自分たちが関心持たないほどに今の日本が平和というかそんな感じなのかなと」