トランプ大統領がイランとの2週間の停戦に合意すると発表 静岡県内からは今後を心配する声

 8日、トランプ大統領はイランとの2週間の停戦に合意すると発表しました。静岡県内からは今後を心配する声が上がっています。

 富士市に住むイラン出身のファラマンド・フィルズさん(56)。“交渉期限”が半日後に迫った、7日夜。取材に応じてくれました。

●イラン出身(富士市在住) ファラマンド・フィルズさん(56):
「前は良かったと思ったけど、今は戦争には反対です。終わりにしてほしいんです。話し合って。勝った負けたじゃなくてね」

 高齢の母親はイランの首都・テヘランで暮らしていて、戦闘が始まった1カ月前は、連絡が取れていませんでしたが…。

●イラン出身(富士市在住) ファラマンド・フィルズさん(56):
「3~4回連絡があって、今日も15分くらい話しました。最初に元気?とか、どんな状態?とか聞くと、『全然元気』どうなっている?と言ったら、『戦争で、毎日何十回爆弾の音を聞いた』そればっかりです」

 自宅から500メートルほどの場所が、爆撃されたこともあったといいます。

 電話は日本からかけてもつながらず。母親からの連絡を待つのみ…

 1カ月前には、今回の攻撃でイランの体制転換につながるのであれば、「戦争さえもやむを得ない」との胸中を明かしてくれましたが…、心境に変化が現れました。

●イラン出身(富士市在住) ファラマンド・フィルズさん(56):
「戦争が始まってアメリカとイスラエルのおかげで政府が変わると思ったけど、そうはならなかった。トランプはイラン国民をどうでもいいと思っている。ただ、イスラエルの願いが叶えばいい。石油が手に入ればいい。だから、今は誰もトランプのことを信用していません。イランを石器時代に戻すと。そうはできないよ。力では言うことを聞かないんだよね。それを認めれば、アメリカの植民地になる。イランはどこの国の植民地にもならない」

 日本時間のけさ、アメリカとイランは2週間の停戦で合意。トランプ大統領は、「中東の長期的な和平合意は極めて近い」としています。

 イランのアラグチ外相も自身のSNSに、「イランに対する攻撃が停止されれば、わが軍は防衛作戦を停止する」と投稿。イラン軍との連携で、ホルムズ海峡の安全な航行が2週間可能になると表明しました。

 合意は直ちに発効するとしていて、10日にもパキスタンのイスラマバードで、最終合意に向けた交渉が行われるとしています。

 アメリカとイランが2週間の停戦で合意したことについてフィルズさんは、「公正な合意があれば戦争は終結すると思うが、イランを弱体化させたいイスラエルは停戦を受け入れないのではないか」と話します。

トランプ大統領がイランとの2週間の停戦に合意すると発表 静岡県内からは今後を心配する声