イラン情勢は静岡県内経済にも影響 FDA=フジドリームエアラインズは来月の発券分から燃油サーチャージを値上げすると発表
期限が迫る中で、停戦期間の延長を表明したトランプ大統領。事実上の無期限延長で、事態は長期化の恐れも…。静岡経済への影響は…。
●トランプ大統領:
「イランから提案が出され、協議が終了するまでの間、停戦を延長します」
仲介国・パキスタンからの要請を受けて、イランとの停戦を延長すると表明。停戦の期限は区切っていません。
一方で、トランプ大統領は、アメリカ軍による海上封鎖は継続し、即応体制を維持するよう指示しています。
対する、イラン側。「イランは停戦を一切要求していない」と、強く反応しています。
●イラン ガリバフ国会議長の顧問:
「トランプによる停戦延長は、意味をなさない。敗北しつつある側が条件を押し付けることなどできない。イランが主導権を握る時が来た」
さらなる長期化の懸念も募る中、イラン情勢が県内経済に与える影響は…。
●静岡財務事務所長:
「エネルギーコストや物流コストの一段の上昇を通じて、企業収益や消費者マインドに影響が及ぶ恐れもある」
停戦期限が迫る中で、表明された「停戦延長」。そもそも「戦争を始めない」と約束して、2期目の当選を果たしたトランプ大統領。不満を募らせているのが、若い世代です。
世論調査では、イラン情勢をめぐるトランプ大統領の対応について、30歳未満の72%が「支持しない」としています。
革命防衛隊は19日、地下施設とみられる場所で保管されている、ミサイルやドローンの映像を公開。
停戦期間だったこの2週間、急ピッチで武器工場の再建を進めたといいます。
●イラン ガリバフ国会議長:
「トランプ氏は停戦合意に違反することで、交渉の場を降伏の場に変えようとしてきた。我々が脅されている状況で交渉を受け入れることはない」
ニューヨーク・タイムズは、イランがホルムズ海峡を“再封鎖”した現状について、「アメリカの軍事作戦は、ホルムズ海峡の再開放が中心的な目標になっている」と指摘。
イランに主導権を握られていると分析しています。
事態の長期化はすなわち、原油をはじめとした供給不安の長期化につながります。
FDA=フジドリームエアラインズは航空燃料の高騰を受けて、来月の発券分から燃油サーチャージを値上げすると発表。静岡空港を発着する路線では、出雲(いずも)線が900円から2900円に。札幌線や福岡線などは、1300円から3000円に引き上げられるということです。
足元の燃料価格の高騰は想定を大きく上回っているとして、FDAは今後上限価格の引き上げなども含めて検討していくということです。
22日会見を開いた、静岡財務事務所。県内経済は「緩やかに回復しつつある」として、7期連続で評価を据え置いた一方で…。
●静岡財務事務所 小田川浩二所長:
「自動車関連など一部業種において海外需要や政策環境の先行きが読みづらい中で、完成車メーカーによる生産調整の動きがすでに受注面で影響しているといった声も聞かれております」
イラン情勢の影響が長引けば、県内経済の評価にも影響し得るとしています。
●静岡財務事務所 小田川浩二所長:
「原油価格とか上がっていくと、運搬するのにお金がかかってくることもあるでしょうしどれぐらい長引くかによっても全然変わってくる気はします」