【再審法】証拠の「目的外使用禁止」に袴田ひで子さん反論「検察の都合がいいように制限される」

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 再審制度見直しの落とし穴に言及しました。袴田巌さんの姉ひで子さんらが都内で会見を開き、再審法改正に関して、証拠の目的外使用を禁止しないよう訴えました。

袴田ひで子さん:「弁護士さんと支援者さんと共に58年、見えない権力と闘っておりました」

 日本記者クラブで23日、会見したのは、再審無罪が確定した袴田巌さんの姉ひで子さんや弁護団の小川秀世団長らです。再審法改正を巡っては、再審決定に対する検察の不服申し立て「抗告」を禁止するかどうかが最大の焦点で、抗告を維持したい法務省の改正案に、自民党内で強い反発が続いてます。

 そして23日、ひで子さんらが主張したのは、法務省の改正案にある開示された証拠の「目的外使用の禁止」の撤廃です。これは再審請求の手続きや再審決定後の公判以外に証拠を使うことを禁じるもので、第三者へ見せることも難しくなります。

袴田ひで子さん:「目的外使用なんて制限してしまえば、検察庁なりの都合のいいように制限しちゃうでしょうから、そんなことは反対でございます」

【再審法】証拠の「目的外使用禁止」に袴田ひで子さん反論「検察の都合がいいように制限される」

 小川団長は袴田さん無罪の決定的証拠となった5点の衣類の資料に触れ、証拠の存在が世間に広まらないことの危険性を指摘しました。

小川秀世弁護団長:「うちの弁護団のものすごい強みは、支援者といつも協働していたということなんですね。証拠も一緒に見て、メーリングリストも共有して、それで弁護団会議をやって合宿もやって、こんな規定ができたら絶対許されないですよ」

 国会への提出が先送りされ、異例の展開の再審法改正。法務省が改正案を修正するか自民党内での調整できるかは、5月上旬まで不透明で、今国会で成立するかどうか見通せない状況です。

【再審法】証拠の「目的外使用禁止」に袴田ひで子さん反論「検察の都合がいいように制限される」