真っ白な自販機に豊田章男AI 未来都市「ウーブン・シティ」開発拠点公開 静岡・裾野市
新たに公開された「ウーブン・シティ」の開発拠点、「インベンター・ガレージ」。50年以上にわたり、車の生産を続けてきた東富士工場をリノベーションした建物で、現在もその面影が至る所に残っています。
山﨑優ディレクター:「こちらではウーブン・シティに参加している企業が開発中の未来の技術を展示しています」
真っ白な自販機
現在は24の企業がインベンター・発明家として参加。異業種同士が技術や知見を共有し、「掛け算」することで、近未来の製品やサービスの創出につなげる狙いです。こちらは飲料メーカー「ダイドードリンコ」が手掛けた自動販売機「HAKU」。その名の通り、真っ白なデザインが特長です。
ダイドードリンコ 古門義浩さん:「例えば背景の壁紙と同じ色にラッピングしてしまえば完全に(空間に)溶け込む自販機にもなるし、真っ白なキャンバスととらえていただくことで、推し活や企業の商品PRなど、いろいろなデザイン・絵を描くことができる」
従来のように商品は並んでいませんが、スマートフォンでQRコードを読み取ると商品が表示され、キャッシュレスで購入できます。「見た目の雰囲気が合わず、設置場所が限られる」という声を踏まえ、開発に至った「HAKU」。住民や異業種からの意見を取り入れ、まさに「掛け算」で生まれた自動販売機です。
ダイドードリンコ 古門義浩さん:「今まで置けなかった、邪魔だった自販機が溶け込みデザインにすることで、邪魔じゃないどこにでも置ける存在ということで、より広まってほしい」
Z会グループの技術は
山﨑優ディレクター
Q.続いては、三島市に本社を置くZ会グループに話を聞く。こちらではどういった技術を使っている?
Z会グループ 上野裕治さん:「こちらは新遠隔授業システムといって、カメラが2カ所あるが生徒の顔を映しつつ、上からノート、手元が映せるようになっている」
三島市に本社を置く通信教育事業大手のZ会グループでは、画面を通して先生の書き込む内容が、生徒のノートに投影されるという技術の実用化を目指しています。まるで、目の前に先生がいるかのような、質の高い授業が期待されるこの技術。今年の秋ごろから、実際に塾で使用される予定だということです。
Z会グループ 上野裕治さん:「将来的には先生が少ない地域や塾の授業のサービスができない地域、遠隔地に向けての授業の提供ができるんじゃないかと考えている」
豊田章男AIに質問も
さらに、こんな技術も…。
山﨑優ディレクター:「こちらには豊田章男AIというブースがあります。質問をすることができるということなので、実際に質問してみたいと思います」
およそ10年分の豊田会長の発言などを学習した「豊田章男AI」。生成された内容の改善点を会長本人が指摘することで、より本物に近い考え方を再現しました。
山﨑優ディレクター:「静岡県の印象はどうですか?」
豊田章男AI:「やっぱり一番大きいのは富士山ですね。静岡には日本人の誇りみたいなものがあると思うんですよね」
最新の技術と異業種による掛け算で、さらなる進化を遂げようとしているウーブン・シティ。今後、ここ裾野からどのような未来が広がっていくのでしょうか。
ウーブン・バイ・トヨタ 豊田大輔SVP:「まだ完成された姿ではありません。だからこそ、ここには未来を作る余白があります。その一歩を、私たちと一緒に、ぜひこの場所で体感いただければと思います」