東海道新幹線が長時間運転できなくなったことを想定した訓練実施 乗客を最寄りの在来線の駅まで誘導する訓練も
自然災害などにより、東海道新幹線が長時間運転できなくなったことを想定した訓練が、23日から24日にかけ、実際の車両を使って行われました。
●進士陸斗記者:
「自然災害の影響などで新幹線が止まってしまった想定の訓練が始まろうとしています。乗客役の方々が今新幹線に乗り込みます」
23日深夜、JR豊橋駅で始まった訓練には、JR東海の社員などおよそ300人が参加しました。新幹線は大雨などによって長時間運転見合わせとなった時、一定区間を「単線」として運行し、走行してきた路線を引き返すことがあります。
その際、指導票と呼ばれる通行許可証が発行されます。24日の訓練では駅員や指令室が連携し、その手順などが確認されました。
この運転方式は実際に2024年8月、台風10号の大雨の影響で三島‐新富士間、掛川‐浜松間で列車が止まった時に実施されたということです。
●進士陸斗記者:
「新幹線が長時間停止してしまった想定の訓練が始まりました。乗客役の方が係員の指示に従い降車します」
乗客を最寄りの在来線の駅まで誘導する訓練も行われました。警察と救護チームが安倍川付近に止まった車両から東海道線の安倍川駅まで、乗客役の175人を誘導しました。
JR東海によりますと、バスを利用した乗客の救援訓練はこれまでに4回実施されていましたが、1度に大量の乗客を運ぶことのできる在来線を利用した訓練は今回が初めてということです。
●JR東海新幹線鉄道事業本部 有本政弘運輸営業部長:
「(緊急時の対応に)現時点ではなかなか時間がかかっているこういった訓練を通じながら、1つ1つの取り扱いの練度をあげていって、何とかお客様のご理解をいただけるようにしたい」