「非常に名誉なこと」高市総理がオーストラリアの首相にプレゼントしたのは静岡・袋井市のクラウンメロン
5日夜、ベトナムとオーストラリアの外遊を終え帰国した高市総理。オーストラリアでの首脳会談では、エネルギーの安定供給に向け経済安全保障分野でのさらなる連携を確認しました。
●高市総理:
「LNG をはじめとしたエネルギー安定供給やレアアース重要鉱物を含むサプライチェーン強靭化など、現下の中東情勢の中にあって大きな成果であったと考えております」
親睦を深めるため首脳外交で欠かせないのが贈り物です。今回、高市総理がオーストラリアのアルバニージー首相にプレゼントしたもの。それは…
●SNS:
高市総理:「普通のメロンは1つのつるで5~6つ作るが、これは1つのつるに1個しかできない超高級なメロン」
静岡県産のクラウンメロンです。
●SNS:
アルバニージー首相:「独り占めじゃなくてみんなにも分けた方がいいかな?」
高市総理:「(奥様)ジョディと2人で食べて」
高市総理が絶賛するこの“超高級メロン”。生産の現場は…!
●白木愛奈アナウンサー:
「高市総理がオーストラリアを訪問する際、お土産として持っていたのが、なんとここ袋井市でつくられたクラウンメロンなんです」
袋井市にある「県温室農業協同組合クラウンメロン支所」。併設されているガラス張りの温室にお邪魔すると・・・。
●静岡県温室農業協同組合クラウンメロン支所 鈴木陽介事務長:
白木)「なかは結構暖かくて湿度も高いですね」
鈴木)「この専用のガラス温室で1年中、中の温度・湿度をコントロールしてメロンに最適な環境を作っている」
白木)「こちらのメロンが高市総理が送ったメロン?」
鈴木)「はい。こちらの温室から収穫したメロンを今回高市総理に使っていただいた」
お土産として選ばれた、あのメロン。徹底的に管理されたこちらの温室で育ったものなんです。
高いものだと1個3万円以上で取引されるクラウンメロン。1本の木に1つの実だけを残すことで甘みが凝縮され、高品質のものができあがると言います。
支所全体で年間およそ200万個出荷される超高級品。特別に試食させていただくことに。
●白木アナ:
「うーん、甘い! 上品な香りが口の中に広がる。濃厚なコクのある甘みで余韻の残るおいしさです、いや~幸せ。」
味も香りも世界に誇る水準で栽培された静岡の特産品。高市総理がその魅力を直接アピールしたことについて生産に携わった鈴木さんは驚きを隠せません。
●静岡県温室農業協同組合クラウンメロン支所 鈴木陽介事務長:
Q.オーストラリアに持っていくっていうのはご存じなかった?
「それは、特に聞いてなかったですね。『とても大事なことに使いたい』っていうことで、現地の大使館であったりとか、農水省の方々からご連絡をいただいて、『何に使うのかな』って。こうやって我々のクラウンメロンを選んでもらえてこういう大切な場で使ってもらえたということは非常に名誉なことだなと思っています」
マスクメロンの最高級ブランドと呼ばれている「クラウンメロン」。温室栽培のため、1年を通して出荷が可能で、これまで、香港やアメリカ、UAEアラブ首長国連邦などへ輸出されています。
しかし、オーストラリアへの輸出は、去年まで、できていませんでした。その理由が・・・。
●静岡県温室農業協同組合クラウンメロン支所 鈴木陽介 経営戦略部長:
「農業国ということもあって、基本的にメロンに限らず、いろんな作物の輸入には、大変厳しい基準を設けている国」
世界的にも厳しい検疫体制を敷いているオーストラリア。
今年1月に、日本産メロンの輸入を解禁しましたが、病気や害虫による被害を防ぐことや、適切な栽培管理が行われていることなど、さまざまな条件が課せられています。
3年前には、オーストラリア政府の担当者が、袋井市を訪れ、農場を視察。栽培の一連の流れを確認したそうです。
●静岡県温室農業協同組合クラウンメロン支所 鈴木陽介 経営戦略部長:
Q:そんなに大変な基準なのに、どうしてそこまでオーストラリアに輸出したいと思った?
「次の輸出先としては、有力に感じた部分というのもあるし、まだ何も日本のメロンが入っていないところに我々のマーケットを作っていくやりがいみたいなのもある」
鈴木さんらは、「グローバルGAP(ギャップ)」と呼ばれる、農産物の栽培管理の国際認証を取得するなど、準備を進めてきました。
その結果、ついに今年2月、クラウンメロンがオーストラリアにも輸出されるようになりました。月におよそ100個輸出され、現地の高級レストランなどで提供されていると言います。
●静岡県温室農業協同組合クラウンメロン支所 鈴木陽介 経営戦略部長:
「日本の青果物、品質の高さをオーストラリアの方々に知ってもらう機会になるかなと思うので、今後もオーストラリアでの輸出拡大っていうのを頑張っていきたいなとは思ってます」