米軍の国道越え射撃訓練に市長が釘「東富士への一極集中は住民の理解が得られない」 同意の条件は「年2回まで」 静岡・御殿場市
20日に陸上自衛隊東富士演習場で行われた米軍の射撃訓練を受け、静岡県御殿場市の勝又正美市長は、大きな混乱はなかったとしながらも、地元での訓練の集中化に対し警戒感を強めています。
米軍は20日、東富士演習場で去年10月に続いて訓練を行い、高機動ロケット砲システムハイマースの演習弾を12発発射しました。国道をまたぐように弾が発射されるため、合わせて1時間、国道の一部が封鎖され、演習場周辺では訓練の中止を求めるデモが行われました。
御殿場市の勝又正美市長は、25日の定例会見で、現段階で訓練による苦情の情報はなく、目立った混乱はなかったとしたうえで、今後、東富士演習場での訓練が集中しないか警戒感を強めています。
静岡・御殿場市 勝又正美市長:「ここ(東富士演習場)に一極集中するのは住民の理解も得られませんので、そこのところはしっかり要望していきたい」
訓練をめぐっては、小泉防衛大臣が厳しい安全保障環境があると訓練の必要性などを説明し、地元側は年度内に2回という条件付きで同意していました。
御殿場市 勝又正美市長:「平和にするためには何が必要なのか。1つには抑止力ということも非常に重要になってくると思います。国防のための訓練というのは、やっぱり必要だなと思っています。地域の安全、安心、住民の安全を守るのも首長の仕事ですので、そこの両立ということになります」
市は今後、騒音や交通の問題などを検証していくとしています。