二重三重の防御策で… 30項目にわたる通園バスの現地調査を実施 静岡・磐田市

静岡県磐田市では牧之原市の事件を受け、市の職員らが通園バスの運用に関する現地調査を行いました。

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二重三重の防御策で… 30項目にわたる通園バスの現地調査を実施 静岡・磐田市

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 20日午前、磐田市の福田こども園では市の幼稚保育園課の職員3人が、園の職員やバスの運転手などに聞き取り調査を実施。調査は園児がバスに乗り降りする際の人数の把握方法や、連絡なく欠席した園児への対応など
およそ30項目に関して行われました。
 この園では帰りにのみバスを利用しないなど、園児のイレギュラーな動きはカードや付箋を使って管理していることや、欠席連絡がない場合には必ず園から保護者に電話を入れていることなどが説明されました。
 その後園児がバス内に置き去られてしまった場合に、ブザーやホイッスルなどをどう活用できるか実際にバスを使い検証を行いました。

 こちらは遠隔で音を鳴らせる呼び出しブザー。呼び出しボタンを押すとこのように受信機から音がなります。今度は園の入口近くに受信機を置き、ボタンをバスの車内から押してみますが…。

市職員:「今押しました」

草地市長:「鳴らないね」

市職員:「そうですね、やっぱり鳴らないですね」

 受信機は鳴りません。そこで園内のバスにより近い場所に移動させてみると…。

「(音鳴る)」

 他にも電子ホイッスルや車のクラクションでの検証も行いましたが、バスから離れた場所では聞こえづらいことが確認できました。検証に参加した草地市長は

磐田市
草地博昭 市長:「どれが一番最適なのか、子どもにとっていちばん発見されやすいのかということを考えたうえで、磐田市としてとにかくできる対応をヒューマンエラーがある前提で二重、三重の防御策を考えていきたいと思います」

 一方でバスの窓のラッピングについては、隙間があるなど車内が全く見えないわけではなく、プライバシーの保護などのメリットもあることからはがさない方針を示しました。

草地博昭 市長:「例えば保護者や地域のみなさんから、このバスが走っていることで心配や不安の声がありましたら対応していきたいと思っています」